3.密連結タイプのカプラーに交換する

車両の基本工作

鉄道模型、特にNゲージは、車両同士の連結間隔が実車よりも開いているので、ちょっと実感的ではありません。
このNゲージの通常の共通連結器をアーノルドカプラーと言います。

<鉄道模型Nゲージ車両の連結間隔>
鉄道模型Nゲージ車両の連結間隔

ところが、この連結間隔を、もっと実感的に狭めるパーツが別売りで販売されています。
Tomix(トミックス)ではTNカプラー、KATO(カトー)ではKATOカプラーと言います。
但し、TNカプラーもKATOカプラーも、種類が豊富に出ているので、カプラーを交換したい車両の取扱説明書を見て、必ず対応するカプラーの品番を確認しましょう。

尚、KATOの貨車や機関車以外の車両のほとんどや、TomixのHG製品の場合は、既にこう言ったカプラーが装着済みなので、交換の必要はありません。

<カプラーの種類>
アーノルドカプラー
アーノルドカプラー
KATOカプラー密連形
KATOカプラー密連形

KATOの貨車や機関車以外のほとんどと書きましたが、ではなぜ、貨車や機関車には実感的な連結器が装着されていないのでしょう?
それは、旧式のカプラーである「アーノルドカプラー」にも良いところがあって、磁石を利用した自動解放機構があるのです。

Tomixの機関車は、全てこの自動解放に対応していて、自動解放専用レールのところに来て速度を落とすと、手を触れずに車両を分離することができるのです。
そして、車両同士をゆっくり近づければ、自動で連結できます。
この自動連結・自動解放運転はとても面白いので、ヤード等を作ってぜひお試しください♪

しかしながら、電車や客車の中間車両同士なんかは連結解放する必要がありません。
連結解放する必要がなければ、実感的な連結間隔であるカプラーの方が好ましい訳です。

ここでは、例としてTomixのE231系をボディマウント伸縮式TNカプラーに交換します。

ボディマウント式とは、その名の通り、ボディ(床下パーツ)に取り付けるタイプのカプラーで、より実車に近いですが、車輪台車枠に付いているカプラーよりも、模型車両が走行できる
最小半径が大きくなり、急カーブの走行に支障が出る場合があります。
と言っても、Tomixの標準カーブレールのR280くらいであれば全く問題ありません。

それでは、密連結タイプのカプラーの交換方法について解説します。

密連結タイプのカプラーに交換する

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
ここでは、Tomix(トミックス)のE231系(総武線)のカプラーを交換します。
対応しているカプラーの品番を見ると、TNカプラーの0334です。
カプラーの種類は非常に多いので、取扱説明書やカタログを参考にします。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
こちらがTomixのボディマウント伸縮式密連形TNカプラー品番0334です。
6個入りで定価1,575円(税込)です。
先頭車両は1両に付き1個、中間車両は1両に付き2個必要ですので、7両編成の場合は12個必要になります。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
アーノルドカプラーは、車輪台車枠に付いています。
まずは、裏返して、ドライバーで台車を取り外します。
この時、パンタグラフ等の天井機器を破損しないように気をつけてください。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
台車枠を取り外すと、一緒に集電スプリングも外れます。
ネジと集電スプリングを無くさない様にしましょう。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
台車枠から飛び出ているアーノルドカプラーをニッパーで切断します。
ボディマウントタイプに取り替える場合は切断してしまいますが、先端のカプラーのみを交換する方法もあります。
また、切断せずに、ドライバーでカプラー部分を取り外せる車両もあります。
詳しくは、取扱説明書にてご確認ください。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
切断できました。
切断する場合は、なるべく台車の付け根から切断する様にします。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
動力車の場合は、写真の様に台車を外さずに切断します。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
TNカプラーを取り付けます。

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
集電スプリングを台車枠にはめ込んで、元通りに組み立てれば完了です!

ボディマウント伸縮式密連形TNカプラーの取り付け
如何ですか?
車両間隔が狭まって、かなり実感的になりました♪

鉄道模型の車両間隔を狭めて、更にディティールUP!!
密連結タイプのカプラーを取り付けて、あなたの鉄道模型をリアルに仕上げてください♪