レイアウトで何をしたいか考える

レイアウト入門講座

レイアウトで何をしたいか考える

Nゲージの鉄道模型レイアウトプラン集をご覧頂きましたが、如何でしたでしょうか?
やってみたいレイアウトはありましたか?
まず、どんなレイアウトにしたいのか決め、その目標に向かってレールを拡張していくことが費用の節約に繋がります。

ただ、高架を設営する、全てのレールに架線柱を立てる、ヤードを電動ポイントで作る場合は、設営・撤去の時間も十分考えて、レイアウトサイズを検討しましょう。

ここでは、それら鉄道模型のNゲージレイアウトの設営ポイントをご紹介します。

①最初に買うレイアウト

最初に購入するレイアウトとして、各メーカーから車両とレールとパワーユニットがセットになった基本セットが発売されています。
それらのセットは、取っ付き易く、車両までセットになっている為、一見お手軽そうですが、収納のことを考えると、レールと車両は別々に購入した方が良いです。

それでは、レールは何を買えば良いのでしょうか?
やはりセットになっているタイプがお手軽でしょう。
ポイントは、絶対にあった方が良い必須アイテムです。
そこで、小判型の基本レイアウトに、電動ポイントがセットになったマイプランNRというセットが発売されていますので、最初にそれを購入するのがお手軽です。
但し、パワーユニットがN-1なので、室内灯の設置を考えている方は、ご注意ください。
パワーユニットについては別途解説しています。


マイプランNR

マイプランNRレールセット

②駅の設置

駅には、島式ホームと対抗式ホームとがあります。
コスト的には圧倒的に島式ホームに軍配が上がりますが、対向式ホームもリアル感があって良いです。

また、駅には近代的なタイプとローカルなタイプがありますが、これは、メインで走らせたい車両を何にするかで、どちらを選べば良いか決まると言えます。
ディーゼル機関車やディーゼルカー、蒸気機関車に似合う駅はもちろんローカルタイプです。
逆に、特急電車や新幹線には近代的な駅が似合います。

駅は、メインで走らせたい車両に似合うタイプのものを選択し、島式にするか対向式にするかは、レイアウトスペースで検討するのが良いでしょう。


島式ホームセット

Tomix島式ホームセット(近代型)


対向式ホームセット

対向式ホームセット(ローカル)

③ポイント切替とヤード

ポイントの切替は、鉄道模型の醍醐味の1つと言えます。
列車の路線変更や入れ替え作業は、非常に面白いです。

ただ、電動ポイントには配線が必要になります。
多くの車両を停車させたいと思って、何編成も停車できるようにすると、設営・撤去が非常に手間取ります。
常設できない場合は、ポイントの数は合計10個以下に抑えましょう。

尚、配線の長さが足りない場合は、延長コードがあります。


待避線セット

電動待避線セット

④複線

小判型の基本セットから拡張して複線化したい場合には、レイアウトプラン集の④を参照してください。
Tomixの場合は、複線化セットを購入するよりも、バラでレールを購入する方がオススメです。

尚、最初から複線セットを購入し、複線のレイアウトで発展させるのも、費用がかかりますがとても面白いです。
Tomixは、スラブレールはイマイチですが、通常のバラストタイプの高架複線レールは、非常にデキが良いです。

また、新幹線車両をメインで走行させたい方には、KATOの複線高架スラブレールがオススメです。
ちなみに右の写真は旧タイプの写真で、現在はカント付きの複線高架スラブレールがあります。


複線高架スラブレール

KATO複線高架スラブレール

⑤高架、鉄橋

高架を作るとレイアウトに立体的な表現が生まれます。
変化に富んだレイアウトは、鉄道模型の運転をより楽しいものにしてくれるでしょう。
また、高架と鉄橋による立体交差は、とても魅力的です。

高架と鉄橋を導入するには、単線でも複線でも、立体交差セットを利用するのが便利です。
立体交差セットは、TomixとKATOの両社から発売されています。
Tomixの単線立体交差セットは、半径の異なる2種類のカーブレールが入っている為、2セット購入すれば高架で複線化もできますが、高架は単線の並列よりも複線専用レールの方がリアルです。
ちなみに、KATOのレールセットは、高架でも全て同じ半径のカーブレールが入っています。

高架の注意点は、橋脚をセッティングする必要がある為、設営・撤去に時間がかかることです。
あまり大きなレイアウトにすると、出し入れが面倒になるので気をつけましょう。


Tomix立体交差セット

Tomix立体交差セット

Tomix高架複線立体交差セット

Tomix高架複線立体交差セット

⑥ストラクチャー

ビルや商業施設等のストラクチャーは、固定式レイアウトのものだと思っている方も多いと思いますが、お座敷レイアウトにもぜひ利用したいオススメのアイテムです。
駅はもちろんですが、その他の鉄道施設やビル、住宅等も、線路の側に置いてみましょう。
情景が感じられて、楽しさも倍増するはずです。

ストラクチャーには、都会型とローカル型がありますが、駅の選択と同じく、車両に合せて選びましょう。

逆に「都会型のストラクチャーメインのレイアウトが作りたい!」といったように、ストラクチャー、シーナリーを主体に考えてレイアウトを構築し、車両はそのレイアウトに似合う車両を選択される方もいらっしゃいます。

ただ、一応、お座敷レイアウトで購入したいストラクチャーには、いくつかのポイントがあります。
まず、レイアウトを床に置く為、目線が上からになります。
その為、全体的にのっぺらぼうな建物よりも、メリハリのある建物の方が雰囲気がでます。
また、面積の広い建物の方が、ストラクチャーの存在感を感じます。

更に高架のレイアウトには、ビルやマンションのように背の高いストラクチャーがよく似合います。

ちなみに、新幹線にはKATOの高架複線スラブレールがオススメと書きましたが、KATOの高架複線レールには、専用の高架駅セットがあり、この高架駅がまたストラクチャーとしても素晴らしいです。


KATO地方銀行

KATO地方銀行

KATOファミリーレストランA

KATOファミリーレストランA

KATO高架駅セット

KATO高架駅セット

⑦ジオラマ、シーナリー

固定式レイアウトで、ジオラマを作成したいというのは、多くの鉄道模型ファンの憧れでしょう。
固定式レイアウトはメーカーから専用ボードが発売されていますので、それを購入するのがラクです。
ホームセンターでベニヤ板を購入して、自分でボードを作っても良いですが、長年経つと歪んできたりして、強度的になかなか難しいようです。

尚、レイアウトサイズは、設置場所や収納スペースを十分検討する必要があります。

情景を簡単にリアルに再現できるシーナリー類は、とても充実していますので、スペースさえ確保できれば、誰でも簡単に固定式レイアウトにチャレンジできるでしょう。


Tomixシーナリーバラスト(ミックス)

Tomixシーナリーバラスト(ミックス)