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外観デザイン: 「いさぶろう・しんぺい」が漆色の外装だったのに対し、 「はやての風」は黒いボディーカラーが新鮮です。 私にとってそれ以上に衝撃的だったのはローカル線用のキハ40系列を観光用とは言え、 特急車輌に仕立ててしまった大胆さです(^_^;) 乗車の感想: 実は吉松で「いさぶろう」を下車すると鹿児島中央行きの普通列車が接続しており、 「はやとの風」は約30分の待ち合わせとなります。 (因みに鹿児島中央へは先行する普通列車の方が先に到着します。) 当初、私は普通列車で鹿児島中央へ向かうつもりでしたが、 吉松駅の改札を出て直ぐ横に保存されている「C55」をみておきたかったのと、 やはり怖いものみたさでしょうか? 「はやとの風」に急に乗りたくなったので方針を変更しました。 (実はこの後、行程そのものを変更します。これについては別項で…) 指定席券を無事に購入して、乗り込みましたが、内装は明るめの木目調で、 ドーンデザイン研究所一連の仕事と直ぐに判ります。 特徴的なのは「いさぶろう、しんぺい」と同様、車輌中央部に展望デッキを有する事と、 1両目後方にフリースペースのベンチがある事です。 私の指定席は、後方ドア前の一人掛シートだったのですが、 なんと、ドアの開閉部の影響で窓が非常に小さい!シートだったのです。 「これじゃ乗った意味ねえヨ〜」と不満が出てきてしまいます。 仕方なくというか必然的に前述の展望席、ベンチシートに居座っておりました。 混雑状況ですが、特に接続列車も無かったので「いさぶろう3号」に乗車されていた方達が そのまま乗車していた印象です。 霧島温泉あたりで多少の乗車はありましたが、結構空いてました。 そうそう、この列車も「九州横断特急」と同様、ワンマン運転です。 人吉で購入した「栗めし」を味わっていなかったので車内で食する事にしましたが、 丁度ドリンクを切らしたので、直ぐ後方の車内販売の準備スペースに居た客室乗務員さんに 缶ビールを所望すると、缶ビールは置いてないとの事! 「なんじゃ、そりゃぁ〜(>_<)」と思っていたらすかさず、「地ビールでしたら御座います!」 とのご返事! そしてすかさず、地ビールの宣伝が始まり、500円とちと高価でしたが、購入した次第です。 さて、乗り心地といえば、予想したとおり、特急列車のクオリティは全くございません。 せいぜい、快速列車相当のレベルではないでしょうか? これに指定券1,000円というのは「チョット高いぞ!」というのが本音です。 この評価には私の席の場所も大いに影響していますけど…(>_<) また日豊本線区間では対向列車待ちの多くが普通列車でした。 (どうせこちらのダイヤを後から組み込んだのでしょうし、観光列車なのでそのあたりはあまり問題にならないでしょうが…) アメニティ: この列車に乗って特筆的だったのは嘉例川の駅紹介でも書きましたが、 客室乗務員さんの対応のよさです! まあ、私に地ビールを販売した手腕は中々ですが、 特に感心したのは同乗していた熟年紳士が「鹿児島近辺に国民宿舎は無いですか?」との質問に、 「少々、お待ちください。調べてまいりますので」と多少時間は掛かってはいましたが 「指宿にございます」と住所と電話番号まで回答していました。 その紳士は鹿児島中央駅の「みどりの窓口」で指宿までの乗車券を購入されていたのを確認していますので宿泊されたのでしょう(^.^) やはり、こういうソフト面での対応の良さというのは鉄道がサービス産業である点を実感させてくれますし、非常に清々しいものです(^.^) 風景: 車窓に関しても肥薩線区間については旬を過ぎた感じです。 途中、観光駅として有名になった嘉例川に停車しますがそれに関しては「嘉例川駅」のご紹介をご覧ください。 しかし、隼人を過ぎて日豊本線に入って鹿児島中央に向かう錦江湾と桜島の眺めは素晴らしく(写真参照)これが目玉なのでしょうね。 Nゲージへのフィードバック: 「いさぶろう・しんぺい」「はやとの風」は残念ながら未だに製品化されていません(>_<) これこそ、Microaceが出すべきアイテムだと思うのですが、いかがでしょうか? でもこれが商品化発表された暁にはスイッチバックとかループ線が欲しくなりますねぇ〜。 上内線にスイッチバックを追加しようかなぁ〜。(恐らく使用者の反対に遭うでしょうけど。) たいへんなが〜い文章を読んでいただきありがとうございました(笑) |
885系白いかもめ/787系リレーつばめ、有明/キハ185系九州横断特急/肥薩線いさぶろう・しんぺい/観光特急はやとの風/キハ200・220系快速なのはなDX/九州新幹線800系つばめ/キハ72系新ゆふいんの森/883系ソニック/783系ハウステンボス/キハ66、67系、キハ200系/JR九州インプレ総括 |