敷き布とは?

鉄道模型

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1.敷き布レイアウトとは?


   読んで字の如く布を敷くことです。つまり、鉄道模型のレイアウトを布の上に置く方法です。

   以前、Tomixからレイアウトマットと言う道路等が描かれたものが商品化されていましたが、
   ここでは当サイトオリジナルの「敷き布レイアウト」方法について解説します。

   ジオラマでもそうですが、自分で作った方が好きな大きさで、好きなストラクチャーを使って
   鉄道模型のレイアウトが自由に作れるので、何倍も楽しいでしょう。

   さて、この敷き布方式による利点は、

    1.すぐに片づけられるので常用スペースを必要としない。

    2.緑(芝生)、茶色(土)、灰色(道路等)等の布を敷くだけで、
      床、畳等が見えなくなり、それなりの臨場感が生まれる。

    3.パズルのようにセッティングを自由に組み替えられる。

    4.特に難しい技術を必要としない。

   等が挙げられます。

   それでは、どんな感じになるのか、まず完成例を見てみましょう。


お座敷レイアウト 敷き布レイアウト

こんなお座敷レイアウトが・・・
        
こんな風になります♪


   如何ですか?少し工夫するだけで全然違って見えませんか?


  


2.実践解説


   それでは、鉄道模型の敷き布方式レイアウトについて、その作り方を順をおって解説します。

  @レイアウトを設置できるスペースサイズを計算する。
 
    1畳以上のサイズでやりたい場合は、電動ポイントの配線長や
    自分が移動する場所があるかなども注意して下さい。
    又、片づけるのも一苦労です(笑)


  Aスペースサイズ内での線路レイアウトを考える。
 
    これには何と言ってもTomix(トミックス)の「鉄道模型レイアウター」が便利です。
    KATO(カトー)の線路にも同様の同人ソフトがあるみたいですので利用されると良いでしょう。


  B実際に線路を組んでみる。
 
    思わぬ落とし穴があって、組めないなんてことがよくあります(笑)
    旧型の電動ポイントを使ったら、ポイントの出っ張りで駅が入らないとか、
    DCフィーダーを差す場所がないとかは特によく注意です!!


  Cいよいよ布を用意する。
 
    まず、あなたのレイアウトのイメージを固めて下さい。
    郊外で緑が多いなら黄緑、土が多いなら茶色、コンクリートが多いなら灰色の布が良いです。
    但し、後で説明しますが、コンクリート表現自体は、厚紙の方が質感的にお勧めです。

    それから、布は厚めの方が適しています。
    シワになりにくいものを選びましょう。
    フェルトやデニム生地なんかは特にお勧めです。但し、1枚ものがいいです。
    ユザワヤとかだと計り売りしているので、鉄道模型を見に行くついでに寄ってみましょう♪

    ユザワヤには通販店もあります。近くに計り売りしているお店がない方には便利です。
    何点か敷き布に適した生地を選んでみました。
    巾は1,100mmで、長さは10cm単位で自由に指定できるので、レイアウト用に最適です♪
    長さは、こちらのレイアウトプラン集も参考にしてください。

    <敷き布レイアウトに適した布生地(ユザワヤ通販サイト)>
敷き布1 敷き布2 敷き布3 敷き布4
カラーデニム03 カラーデニム08 カツラギデニム068 カツラギデニム003

  D布の上に線路を組んで配置を決める。
 
    布の上に線路を組んで、線路配置を決定します。
    配線はまだしないで下さい。


  E配線する。
 
    布に穴を少し開け、ポイントやDCフィーダーの配線を布の下に通します。
    布の下からコントローラーまで持ってきますが、この時、線路がずれるので
    穴は全て先に開けておくといいでしょう。

    丸く切り取って穴を開けるのではなく、切り込みを入れるように開けて下さい。
    これだと、穴が目立ちません。
    やり直したりも自由に出来るでしょう。

    それからコントローラーに接続し、ずれた線路を直します。
    ポイントが多い場合は、配線もしくはコントローラーに
    どこのポイントかの印をつけておくといいですね。


敷き布レイアウト茶色の布を使用

こんな感じです。私は茶色の布にしました。


  F架線柱を立てる。
 
    無くても良いですが、立てる場合はストラクチャーを配置する前の方がいいですね。


  Gストラクチャーを配置する。
 
    きちんと片づけなければいけないお座敷レイアウトの人達は、
    あまりストラクチャー類を持っていないと思います。
    しかし、ここがポイントです。
    最初にお座敷レイアウトと敷き布レイアウトの比較写真を見てもらいましたが、
    印象が大きく違う理由は、布の他にストラクチャー類の充実があります。
    ジオラマに近づけるのだから当然と言えば当然ですね。

    ここで少し奮発して、ぜひストラクチャー類を買いそろえましょう。
    樹木は完成品よりも自分で作るキットタイプの方が安上がりでいいですね。
    但し、ジオラマと違って自立しないと使えませんので注意して下さい。


  H道路を作る。
 
    質感から言って灰色の厚紙が適しています。
    プラスチックの必要はないですし、道路シールキットみたいなものを
    購入する必要もないでしょう。

    厚紙にも種類がありますので自分で道路っぽい色紙を探して見て下さい。
    それに白いビニールテープを切って張り付ければ、ほら出来上がりです♪
    車も買って置いてみましょう。


厚紙を利用した道路 厚紙でのコンクリート表現

安上がりですよ!

コンクリート表現なら厚紙そのままでOK♪


  I踏切を作る。
 
    自動踏切セットを持っていれば、それにこした事はありません。
    しかし、あのように高い物はなかなか買えないので、グリーンマックスのキットにしました。
    線路間の道路は、普通の道路と同じ厚紙で十分です。
    線路に強く押し当てると跡が着きますので、それに合わせてカットすれば良いだけです♪

    ⇒厚紙を切って置いただけですが、走行には問題ありません。


鉄道模型の踏切

簡単ですよ♪


   はい、出来上がり!!如何でしたか?
   スペースがないけどお座敷レイアウトでは物足りないそこのあなた!!
   早速チャレンジしてみましょう♪


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