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「その16(渓流-1)」の続きです。 今回で水面を仕上げます。 今回の作業手順は ・木工用ボンドで作成した水面にウォーター・エフェクトで水面を表現 ・ウォーター・エフェクト乾燥後、水面を塗装 ・塗装乾燥後、リアリスティック・ウォーターを流す ・水面の仕上げ となります。 木工用ボンド乾燥後、今度は水面の表現をおこないます。 使用したのはKATOの「24−339:ウォーター・エフェクト」です。 木工用ボンドと同様、白いですが乾燥後透明になります。 粘り気が強いので波や水面の表現に適しています。 使用方法は、適量を抽出して水面に塗り、歯ブラシ等で叩く様にして広げて行きます。 丸1日で乾燥させます。 上の写真がウォーター・エフェクト塗布直後、 下の写真が丸2間、乾燥させた状態です。 乾燥後、水面を塗装しますが、色は透明・緑色等、表現したい河川のイメージで 良いと思います。 ワタシは周囲とのコントラストを考慮して青に少量の緑を混ぜて塗装しました。 一番下の写真が塗装後の状態です。 塗装面が乾きましたら、水の流れ・水しぶき等を表現する為、 アクセントとなる箇所を白で塗装します。 水面の仕上げには、KATOの「24−338:リアリスティック・ウォーター」を使用します。 これは液体状のシリコンで、最後に流し込む形で水面を表現します。 乾燥後、透明で水の様に仕上がります。 使用上の注意点としては ・乾燥の関係上、1回の注入で深さ3mm以内に抑える ・液体なので、漏れ防止のシーリングを行なう。 ・水平な台の上で使用する。 ・埃に注意 程度でしょうか? 乾燥時間は丸1日です。 あともう一つ。 KATOから「24−303:EZウォーター」なる商品が発売されています。 店頭では特価品で売られているケースを散見しますが、 はっきり言ってこれはお勧めできません。 理由は、使用にあたって加熱して溶かして使用する事にあり、 例えば発泡スチロール等で土台を製作した場合、 熱さで発泡スチロールを溶かしてしまいます。 実物をご覧になればわかりますが、透明な黄色(クリアイエロー)でして、 乾燥後も黄色いので着色が必要となります。 その点では「素材への攻撃性が高く、仕上げが面倒な素材」といえるのではないでしょうか? また、ちょっとした不注意で失敗するリスクが高く、 やけどなど怪我の元になりやすいのでワタシはお勧めしません。 価格は張りますがリアリスティック・ウォーターの方が安全、確実です。 どうしても「EZウォーター」使う様でしたら、 壁面や川底全てプラスターで製作する事をオススメします。 その他、「水面シート」と呼ばれる板状の素材も発売されています。 400円〜700円前後比較的安価(一部製品は3,000円程度)なので、 こちらを使用するのも良いでしょう。 その代わり、製作する水面の大きさは、シートの範囲内に収めないと 継ぎ目が出来てしまいます。 その16(ダム湖の作成)でご案内した「ダム湖」やレイアウト左側にある「小池」についても、 リアリスティック・ウォーターで仕上げています。 結構な量がありますのでレイアウトを製作する場合、通常1本で足りると思います。 あと、最後に一つ。 水面の「深さ」は必要ないと思います。 「深さ」は塗装で表現可能です。 |