パワーパック(パワーユニット)について

レイアウト入門講座

鉄道模型は、パワーユニットからレールに電気を流し、その電気で動力車が動きます。
動力車以外にも、パワーユニットから送られる電気は、ライトや照明等に利用されます。

これらの消費電力は、パワーユニット毎に最大容量が決められています。
安全運転の為にも、レイアウト計画は、消費電力まで含めて考えましょう。

一般的な鉄道模型アイテムの消費電力


<一般的な鉄道模型アイテムの消費電力>

鉄道模型アイテム消費電力備 考
動力車(モーター車)最大300mA1両に付き
ヘッドライト60mA1個に付き
テールライト60mA1個に付き
室内照明ユニット最大60mA1個に付き
室内照明ユニット(白色)25mA1個に付き
LEDエンドレール20mA1本に付き
電動ポイントN150mA個数に関係なく
TCS自動踏切最大300mA1個に付き
TCS信号機各種常用10mA1個に付き
車載カメラシステム400mAシステム全体
TCS自動運転ユニット最大85mA1台に付き
TCS電動ターンテーブル140mA1台に付き
マルチレールクリーニングカー最大230mA1両に付き
マルチ車両クリーニングレール300mA1本に付き
※Tomix総合カタログ2006より抜粋。
※KATO製品の総合カタログでも、ライト、動力車、室内灯の数値は同じです。
※必ず、ご利用の鉄道模型アイテムの取扱説明書にて詳細をご確認ください。


これらの数値を参考に、自分が利用する消費電力を計算してみましょう。

例えば、通常の車両の場合は、先頭車にヘッドライトが2つとテールライトが2つですが、これらのライト類は1車両で1つと数えるようです。
ヘッドライトとテールライトはどちらかのみの点灯ですから、1編成で60mA×2=120mAです。
モーター車が1両なら300mA、長編成でモーター車2両を予定しているなら600mAです。
ポイントは何個利用しても150mAです。
これは、各種電動ポイントは常時通電されておらず、電動ポイントの切替時のみ電力が発生し、複数のポイント切替をいっぺんに行わないからということでしょう。
以上、一般的な使用例で、120mA+300mA+150mA=570mAは必要ということになります。
モーター車を2台利用するなら、870mAになります。
モーター車1台に、室内灯が白色LEDタイプで8両編成なら、合計で770mAになります。

レイアウトで運転したいプランから消費電力を計算してパワーユニットを選びましょう。

TomixとKATOのパワーユニット性能表

①TCSパワーユニットN-1001-CL

TCSパワーユニットN-1001-CL
Tomix/9,800円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
Tomixの定番パワーユニットです。好評PU-N-1000-CLのリニューアル版で、電源が別部品のアダプター式となります。
1.2Aの出力で車両以外のTCS信号機やTCS自動踏切などの各種製品にも余裕のパワーで対応します。また、サイドコネクターを装備し、常点灯機能を持っています。

②TCSパワーユニットN-1000-CL

TCSパワーユニットN-1000-CL
Tomix/9,800円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
Tomixの定番パワーユニットの旧製品です。
定格容量は1.2Aと、N-1の2倍以上もあり、十分な容量です。ポイントコントロールBOXと同一のデザインで、このパワーユニットがTomixの基本タイプと言えるでしょう。室内照明ユニットやTCSアイテムを利用したい場合はこのパワーユニットを利用しましょう。常点灯対応。
リニューアルした新製品とは基本的な差はありませんので、ACアダプターの接続がない分、配線がこちらの方がラクでお勧めです。

③TCSパワーユニットN-600

TCSパワーユニットN-600
Tomix/5,800円(税抜)

定格出力:1.0A(1000mA)
トミックスNゲージ用パワーユニットで、N-1の後継機となります。0.5Aしかない出力が弱点だったN-1ですが、N-600は倍の1.0Aになりました。室内照明ユニットの電気容量を考慮しても十分な出力になりましたが、常点灯機能はありません。

④TCSパワーユニット N-1

TCSパワーユニット N-1
Tomix/5,800円(税抜)

定格出力:0.5A(500mA)
Tomix製品の多くの基本セットに同梱されていた旧型のレバー型パワーユニットです。
しかし、定格容量は0.5Aと小さく、室内照明ユニットは容量的に使用できません。もちろん、常点灯機能はありません。ポイントコンントロールBOX用サイドコネクターとTCS用コネクターを装備していますが、計算上では電動ポイントは使用できない変な仕様の製品です(汗)
中古品として大量に市場に出ているので、このパワーユニットを使用する際はご注意ください。

⑤TCSワイヤレスパワーユニット N-WL10-CL

TCSワイヤレスパワーユニット N-WL10-CL
Tomix/23,800円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
なんと、車両とポイント2系統を無線でコントロール可能です。と言っても配線がいらない訳ではありません。
パワーユニット本体から、操作ユニットを切り離し、離れてお気に入りの場所から運転を楽しむことができると言う商品です。
コントロールユニットはグレーの他、レッド、ブラックの3色が発売されています。

⑥TCSパワーユニットN-DU101-CL

TCSパワーユニットN-DU101-CL
Tomix/12,800円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
DU-1の後継機で、近年の電車に多い1ハンドル型マスコンを模した運転台型のパワーユニットです。
加速3段・定速(中立)・減速3段・非常停止の全8段階の切り替えが可能な可変ワンハンドル型 で、段数位置はLEDで表示されます。
常点灯に対応、サイドコネクターも装備しています。

⑦TCSパワーユニットN-DU204-CL

TCSパワーユニットN-DU204-CL
Tomix/24,800円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
マスコンハンドルとブレーキハンドルを装備し、国鉄時代の電車やディーゼルカーの運転台を模したパワーユニットです。
実車さながらの惰行運転が楽しめ、さらに2系統の走行用出力を装備、常点灯機能装備の高機能コントローラーです。

⑧TCSパワーユニットN-DU202-CL

TCSパワーユニットN-DU202-CL
Tomix/23,800円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
こちらは旧製品です。実車の運転台の雰囲気が味わえるTomixの運転台型パワーユニット。
1度に操作できるのは1系統ですが、D.Cフィーダー出力端子が2系統あります。TCS用コネクター端子、ポイントコントロールBOX用サイドコネクターも装備しています。常点灯対応。

⑨TCSパワーユニットN-S2-CL

TCSパワーユニットN-S2-CL
Tomix/128,000円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
実車の運転台の雰囲気が味わえるだけでなく、電車の音から駅のホームのアナウンスまで再生できるTomixの最新の運転台型パワーユニットです。
リアルなサウンドが鉄道ファンには堪らないでしょう。しかし、お値段も堪らないぐらいお高いです・・・(汗)常点灯対応。

⑩パワーパックスタンダードS

パワーパックスタンダードS
KATO/4,500円(税抜)

定格出力:1.0A(1000mA)
従来のKATOの定番パワーユニットです。本体と電源部をセパレート化し、小型軽量化に成功。コストダウンも達成し、価格はわずか4,500円、店頭販売額で実質3千円台と言うコストパフォーマンスで、定格容量1.0Aを実現する優れものです。デザインが少し安っぽいことを除けば満点です。

⑪パワーパックスタンダードSX


KATO/4,200円(税抜)

定格出力:1.2A(1200mA)
好評の「パワーパックスタンダードS」を、より高出力に、用途別に対応した後継機、「パワーパックスタンダードSX」です。
定格電流を1.0Aから1.2Aへと増強し、別売りのN/HO用ACアダプターを用途に合わせて用いることで、快適なNゲージ/HOゲージ両者の運転が楽しめます。
また、停車時から車両のライト類が点灯する常点灯機能を持ち、スロー走行にも対応。KATOの新しい定番のパワーパックです。

⑫パワーパック コントローラーKC-1

パワーパック コントローラーKC-1
KATO/8,000円(税抜)

定格出力:最大3.0A(3000mA)
メインパワーKM-1と一緒に利用するコントローラーユニットです。単独では利用できません。
メインパワーKM-1を最大2つまで接続可能。1つで定格出力1.5A、2つ接続して3.0Aの出力が可能な上級者向けパワーユニットです。
メインパワー1つに、コントローラー2つと言う利用の仕方はできません。旧製品です。

⑬パワーパック メインパワーKM-1

パワーパック メインパワーKM-1
KATO/10,000円(税抜)

定格出力:1.5A(KC-1出力)
コントローラーKC-1と一緒に利用するメインパワーユニットです。単独では利用できません。
Tomixの常点灯システムに対抗して作られたKATO車両を常点灯させる為のパワーユニットですが、MAXパワーでTomix車両に長時間使用すると、Tomixの室内灯が壊れたり、Tomix車両の床下が溶けます(汗)現在は、パワーパックスタンダードSXで常点灯に対応できるので、必要ないでしょう。


要は、パワーユニットの定格出力もきちんとチェックして、あなたのレイアウトプランにあったパワーユニットを選びましょう!という事です。

ただ、TomixのパワーユニットN-1は定格出力0.5Aですが、1編成に付き最低でも420mA必要とカタログでも例の記載があります。
それなのに、そこにプラスして150mAの電動ポイントとTCS用コネクターを装備していますので、定格出力の1.2倍程度くらいまでは、メーカー保障と考えて良いでしょう。

また、スケールスピードでの運転を心がけ、長時間走りっぱなしにしなければ、実質的に、定格出力の1.5倍程度は問題ないと言えるでしょう。
もちろん、当サイトでは何の保障もしませんので、ご了承くださいませ。