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敷き布レイアウトとは? お座敷レイアウトがジオラマに変身?

2018-10-09

鉄道模型の「敷き布レイアウト」とは?

鉄道模型の「敷き布レイアウト」とは一体どんなレイアウトなのでしょう?
それは、読んで字の如く「布を敷いたレイアウト」です。
つまり、「鉄道模型のレイアウトを布の上に置く方法」を指します。

以前、Tomixから「レイアウトマット」と言う道路等が描かれたものが商品化されていましたが、ここでは当サイトオリジナルの「敷き布レイアウト」方法について解説します。
ジオラマでもそうですが、自分で作った方が好きな大きさで、好きなストラクチャーを使って、鉄道模型のレイアウトが自由に作れるので、何倍も楽しいでしょう。
さて、この敷き布方式による利点は、

1.すぐに片づけられるので常用スペースを必要としない。
2.緑(芝生)、茶色(土)、灰色(道路等)等の布を敷くだけで、床、畳等が見えなくなり、それなりの臨場感が生まれる。
3.パズルのようにセッティングを自由に組み替えられる。
4.特に難しい技術を必要としない。

等が挙げられます。
それでは、どんな感じになるのか、まず完成例を見てみましょう。

こんなお座敷レイアウトが・・・

こんな風になります♪

如何ですか?
少し工夫するだけで全然違って見えませんか?

レイアウト実践解説

それでは、鉄道模型敷き布方式レイアウトについて、その作り方を順をおって解説します。

レイアウトを設置できるスペースを計算する。

まず、鉄道模型のレイアウトを設置するスペースを計算します。
1畳以上のサイズでやりたい場合は、電動ポイントの配線長や自分が移動する場所があるかなども注意して下さい。
又、サイズが大きいと、片づけるのも一苦労です(笑)

スペース内で線路のレイアウトを考える。

次に、スペース内で線路のレイアウトを考えます。
これには何と言ってもTomix(トミックス)の「鉄道模型レイアウター」が便利です。
KATO(カトー)の線路にも同様の同人ソフトがあるみたいですので利用されると良いでしょう。

実際にレイアウトの線路を組んでみる。

それでは、早速、レイアウトを実際に組んでみましょう。思わぬ落とし穴があって、組めないなんてことがよくあります。
旧型の電動ポイントを使ったら、ポイントの出っ張りで駅が入らないとか、DCフィーダーを差す場所がないとかは特によく注意です!!

いよいよ「敷き布」を用意する。

あなたのレイアウト」のイメージを固めて下さい。
いよいよ「敷き布」を用意します。
郊外で緑が多いなら黄緑」、「土が多いなら茶色」、「コンクリートやアスファルトが多いなら灰色」の布が良いです。
但し、後で説明しますが、コンクリート表現自体は、厚紙の方が質感的にお勧めです。

それから、「敷き布」は厚めの方が適しています。
シワになりにくいものを選びましょう。
フェルトデニム生地なんかは特にお勧めです。但し、1枚ものがいいです。
ユザワヤとかだと計り売りしているので、鉄道模型を見に行くついでに寄ってみましょう♪

ユザワヤには通販店もあります。近くに計り売りしているお店がない方には便利です。
何点か敷き布に適した生地を選んでみました。
巾は1,100mmで、長さは10cm単位で自由に指定できるので、レイアウト用に最適です♪
長さは、こちらのレイアウトプラン集も参考にしてください。

<敷き布に適した布生地(ユザワヤ通販サイト)>




カラーデニム03
カラーデニム08
カツラギデニム068
カツラギデニム003

布の上に線路を組んで配置を決める。

次に、用意した「敷き布」の上に線路でレイアウトを組んで、線路配置を決定します。
配線はまだしないで下さい。

鉄道模型の配線する。

いよいよ配線をします。
配線は、布に穴を少し開け、ポイントやDCフィーダーの配線を布の下に通します。
布の下からコントローラーまで持ってきますが、この時、線路がずれるので、穴は全て先に開けておくといいでしょう。

丸く切り取って穴を開けるのではなく、「切り込み」を入れるように開けて下さい。
これだと、穴が目立ちません。
やり直したりも自由に出来るでしょう。

それからコントローラーに接続し、ずれた線路を直します。
ポイントが多い場合は、配線もしくはコントローラーに、どこのポイントかの印をつけておくといいですね。

こんな感じです。私は茶色の布にしました。

架線柱を立てる。

ここで、架線柱を立てます。もちろん、架線柱は無くても大丈夫です。
立てる場合はストラクチャーを配置する前の方がいいですね。

ストラクチャーを配置する。

きちんと片づけなければいけないお座敷レイアウトの人達は、あまりストラクチャー類を持っていないと思います。
しかし、ここがポイントです。
最初に「お座敷レイアウト」と「敷き布レイアウト」の比較写真を見てもらいましたが、印象が大きく違う理由は、布の他にストラクチャー類の充実があります。
ジオラマに近づけるのだから当然と言えば当然ですね。

ここで少し奮発して、ぜひストラクチャー類を買いそろえましょう。
樹木は完成品よりも自分で作るキットタイプの方が安上がりでいいですね。
但し、ジオラマと違って自立しないと使えませんので注意して下さい。

レイアウトに道路を作る。

レイアウトに道路も作ります。質感から言って灰色の厚紙が適しています。
プラスチックの必要はないですし、道路シールキットみたいなものを購入する必要もないでしょう。

厚紙にも種類がありますので自分で道路っぽい色紙を探して見て下さい。
それに白いビニールテープを切って張り付ければ、ほら出来上がりです♪
車も買って置いてみましょう。

安上がりですよ!

コンクリート表現なら厚紙そのままでOK♪

踏切を作る。

自動踏切セットを持っていれば、それにこした事はありません。
しかし、あのように高い物はなかなか買えないので、グリーンマックスのキットにしました。
線路間の道路は、普通の道路と同じ厚紙で十分です。
線路に強く押し当てると跡が着きますので、それに合わせてカットすれば良いだけです♪

厚紙を切って置いただけですが、走行には問題ありません。

簡単ですよ♪

はい、出来上がり!!如何でしたか?

ジオラマが好き! リアルな街並みに拘りたい!
でも我が家のレイアウトは、年中出しっぱなしにできない。

スペースはないけど「お座敷レイアウト」では物足りないそこのあなた!!
敷き布レイアウト」に早速チャレンジしてみましょう♪